2004年1月にアナハイムで開催された国際楽器見本市 NAMM SHOW 2004 に行きました。
その時に開催された、世界のトップドラマーが集う 「YAMAHA'S Groove Night 5」 に出演し、アンコールで叩かせてもらいました。
ベースはウィル・リー、ギターはデヴィッド・スピノザ他のリズムセクションで、大変光栄なことでした。

YAMAHA'S Groove Night 5 とは、・・・・・30年にわたりYAMAHAでドラムを開発してきた「ハギさん」こと萩原 尚氏の誕生日がNAMMショウの開催日程に近く、デモ演などのためにNAMMショウに参加していたドラマー達と毎年バースデイ・パーティーをしていたそうです。そのうち「これだけのドラマーが集まっているのならいっそのこと」と途中からバースデイ・ライブに変わったのでした。もとがバースデイ・パーティーなので招待客向けの非公式なもののはずなのですが、世界のトップドラマー総出演という感じなのでいつも会場に「招待客の友達の友達」みたいな人があふれてキャパをオーバーし、日本で言う消防法のようなものの関係で当局から注意されていた、という話をハギさんから聞きました。

【Groove Night 5 出演ミュージシャン】
ジェリー・ブラウン、スティーブ・ジョーダン、デイブ・ウェックル、ピーター・アースキン、マヌ・カチュ、テリ・リン・キャリントン、エンドゥグ・チャンスラー、トム・ブレックライン、アントン・フィグ、ジョン・ロビンソン、ラス・ミラー、ラス・カンケル、ポール・ライム、ジョン・ジャボ・スタークス、クライド・スタブルフィールド その他世界のトップドラマー達・・・
【NAMM SHOW 2004 フォトアルバム】
  世界のトッププレイヤー達がアナハイムに集合していました。彼らにとっては年1回の同窓会なのかも知れませんね     アルバムはこちらから

ドラムクリニックや色々なライブイベントで知り合ったドラマーたちをご紹介します
超一流でありながら誰もが気さくでフレンドリー、この世界トップレベルのドラマーたちには気取ったところはありません
今の自分に得心することなくドラムに対して真摯に向き合い、常に前に進む努力を続ける彼らの姿勢に学ぶものは本当に大きいと思います

Elvin Jones エルヴィン・ジョーンズ
 実はエルビンの「Heavy Sounds」は私が初めて聞いたジャズのアルバムでした。
 ツェッペリンに狂っていた高校生の時、ベースのヤツから「うちのアニキがドラムを聞くならこれや、と言ってたぞ」とくれたのがリチャード・デイヴィスとの共作「Heavy Sounds」でした。
 このアルバムを聴いて天地のひっくり返るような衝撃を受け‥、とはならず当時ブルースが好きだった私はこのアルバム中の、たぶんエルビンが遊びで録音した「Elvin's Guitar Blues」のほうをよく聞いていました。
 ロックとはかけ離れたジャズに興味を持ったのはもっと後になってから。さらにエルビンのドラムの意味がわかったのはそれからさらに後になってからでした。
 ジョン・ボーナムが最高のドラマーだと思っていた高校生がずっと後になってジャズを勉強しにアメリカに行き、日本に帰ってから昔さっぱりピンと来なかったGreat Elvin Jonesのドラムクリニックの司会・通訳をするなどと想像だにしませんでした。人生はなんとミラクルなものでしょう。もっともクリニックが無事終わった時は奥様のケイコさんに怒られなかったことでホッとしましたが‥。
 2004年に私にとって2回目のエルビンのクリニックを担当することが決まっていましたが彼の体調が思わしくなくキャンセルされました。まことに残念でしたが一度でも経験できたことは大変ラッキーで名誉なことであり私の一生の思い出です。

Steve Jordan スティーブ・ジョーダン
チャーリー・ドレイトンの紹介を律儀に守って私をトランスレーターとして使ってくれました。
とにかく楽しい人で一緒に仕事するみんなを笑わせ、楽しくしてくれます。仕事が終わったあとに飲んだスティーブお気に入りのアイリッシュ・ウイスキー「Bushmills」はうまかったですが、みんなでガンガン注文してあとでトンデモナイ額の請求になりました(らしいです)。
トニー・ヴァーデローザとのセッションでスティーブはその場で初めて聞く打ち込みの曲なのに時間が経つにつれてとてつもなくグルーブしていき、私は鳥肌が立ちました。目の前で起こった「打ち込みのほうがついてくる感じ」というあの感覚は一生忘れません。

Charley Drayton チャーリー・ドレイトン
人間的に最高。
ハイラム・ブロックのツアーで来た時にウィル・リーと二人でクリニックをやった時の司会と通訳をしました。
午後にクリニックをやった夜にブルーノート東京でハイラム・ブロックのライブだと言うので行きました。
ブルーノートのライブでは私は部外者なので、夏の暑い夜に一般客と同じく列に並んでいると、チャーリーとウィルがビールを持って来てくれました。
アメリカ人の一流ミュージシャンはみんなエラそうぶらない人ばかりですが、チャーリーは本当に友人として接してくれます。
そしてその後、スティーブ・ジョーダンがドラマーズキャンプに来ることになった時に「KENというやつにトランスレーターを頼め」と言ってくれたのでした。

PeterErskine ピーター・アースキン
センスあふれるタイコをたたくピーター・アースキンは愉快でまめな性格。
一緒にいて楽しい人です。リック(お決まりテク)でかためないドラミングが好きです。
ウェザーにいるときにジョー・ザヴィヌルから「ソロというのはその場での作曲行為だ」と言われたそうです。
だからこの人のドラムはソロも含めてよくうたいます。

Dave Weckl デイブ・ウェックル
91年当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったデイブ・ウェックル。たくさんのウェックルオタクが参加しました。
目の前でプレイを見られたのはラッキーだったけど、少し神経質なところもあるDWでした。

Cozy Powell コージー・パウエル
残念ながら亡くなってしまいました。
自動車事故だったことは皆さんよくご存知のはず。
YAMAHA BIG DRUMMER'S CAMPは三重県の「合歓の郷」で開催されています。
バイクの好きなコージーはその帰りの電車の中で「スズカは近いんだろう。
行きたいな。」を連発していました。
そう、8時間耐久とドラマーズキャンプは毎年日程が重なっているのです。

Alex Acuna アレックス・アクーニャ
現在はラテンパーカッショニストの大御所的に見ている人も多いようですが、あの「ウェザー・リポート」の元ドラマーです。ジャコのソロの「Teentown」のあの緊張感のあるカッコイイドラムは何を隠そう、誰も隠していませんが、この人です。
ドラマーズキャンプの時のアレックスはけっこう枯れた感じで、仕事が終わって酒を飲むこともなくレッスンが終わると淡々と自分の部屋に帰っていました。そんな彼を私ともう一人のトランスレーターのトシ(春日利之)は親しみを込めて「おっちゃん」と呼ばせていただきました。
用法としては「あれ、おっちゃんどこ行ったん?」「もう部屋帰って寝たみたいやで」「早いなー」という感じです。
アレックスに直接シェケレのレッスンを受けたのは私だけ?です。

Gerry Brown ジェリー・ブラウン
96年のドラマーズキャンプのあと2003年のスティーヴィー・ワンダーの日本公演で再会しました。
なんとその時にジェリーが泊まっていた赤坂プリンスで、偶然私は歌手の方のバックの仕事がありジェリー夫妻を招待しました。終わってから「よかったよ」とお世辞を言ってくれました。ハズカシー。
名古屋公演では会場リハーサルを見せてくれたのですが、スタッフ以外の人間はなんと私だけ。あのスティーヴィー・ワンダーが私のために数々の名曲を演奏してくれているように錯覚しました。

Steve Gadd スティーブ・ガッド
昔から私のあこがれのドラマーでした。私はStuffの日本公演も見ています。
今までたくさんのドラマーに会ってきましたが彼に会ったのはほんの最近です。私が今使っているセットは彼のところに行くはずだったセットで、Recording Customのハイテンション・ラグ装備の「Maple Custom」です。彼に会った時このことを細かく説明するような場ではなかったので「あなたのドラム使ってますよ」と言うと、多分シグネチャー・スネアでも使っていると思ったのでしょう「気に入ってるか」ときかれたので「はい」と答えておきました。
そんなわけで私のドラムのハードケースには「STEVE GADD from N.Y.City」と書いてありますが、私をスティーブ・ガッドと間違えた人は今までいません。

Russ Miller ラス・ミラー(準備中)
 

Tommy Aldridge トミー・アルドリッジ
ホワイトスネイクのドラマー。
今のミュージシャンは昔と違って健康指向。
トミーもその一人です。
毎朝早く起きて自転車に乗って運動しているそうです。痩せてるけれどパワーがあります。

John_Robinson ジョン・ロビンソン
カタログに載っている顔写真はかっこいいのに実際には太り気味でした。
でも背が高くて体重があるのでとにかくパワーがありました。

Billy Cobham ビリー・コブハム
98年の「ドラム放題」のあとヤマハのスタッフとともに飲みに行きました。
一番聞きたかった「本当はどちらが利き腕」という質問の答えは「右」でした。
良い人なのでKEN SATOシグネチャースティックをあげました。
「なんで六角なんだ」というので「他の人と同じのはつまらんから」と答えておきました。

Ndugu Chancler エンドゥグ・チャンスラー
ドラマーズキャンプでドラム・コー(Drum Corps)のビデオを見せてくれました。エンドゥグのドラミングはバネが利いて躍動感あふれます。

Terri Lyne_Carrington テリ・リン・キャリントン
ドラマーズキャンプのウェルカミング・セッションのリハを一緒にしているとき、私のソロを聞いて「バークリーの時だれに習った?」と聞くので「だれそれ」と答えると、「ハハーン」と言うので「どうして」と尋ねると「ドーソン・メソッドが聞こえたから」ということでした。
彼女も私がバークリーでついた先生の一人であるジョン・ラムゼイもアラン・ドーソン門下の同窓生です。
私がその時やったフレーズはアラン・ドーソンの「ルーディメンタル・リチュアル」を応用したフレーズでした。

David Garibaldi デヴィド・ガリバルディ
この人もリニア系ドラマーです。
「ファンク」と「リニア」というのは頭の中で結びつきにくいですがガリバルディの場合は見事にマッチしています。
その後2回ほど会いましたが全くマイペースな方です。

トニー・ヴァーデローザ(準備中)
   

スティーブ・ハウトン(ホートン)
  ドラムだけでなくマリンバなどの鍵盤楽器もプレイする人です。
あのピーター・アースキンをして「おもしろいやっちゃ」と言わしめる愉快な人です。

John Ramsay ジョン・ラムゼイ(準備中)
        

Gary Burton ゲイリー・バートン(準備中)